双星の陰陽師【20巻】最新刊ネタバレ！決着！ろくろvs悠斗の結末は？！

前巻のあらすじ

さて、前回はろくろの元に紅緒が駆けつけ、二人がお互いの想いを確かめ合い、悠斗を討ち果たす決意を固めたところで終わっていました。いやぁ、素晴らしい告白とキスシーンでしたね。

さて、今度こそ二人は悠斗を倒すことができるのでしょうか。

気になる20巻を見ていきましょう。

 

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双星の陰陽師【20巻】最新刊ネタバレ！

馬鹿兄貴

強い絆で結ばれた二人は、見事な連携で悠斗に猛攻を仕掛けます。

が、一瞬の隙をつき、紅緒は悠斗に首を掴まれてしまいます。
しかし、その刹那、紅緒の頭に流れ込んできたのは、悠斗の悲しすぎる過去の記憶でした。
そして、紅緒に「もう殺して…」と呟く悠斗。

そんな悠斗に絶え間なく攻撃を浴びせ続けるろくろ。
ろくろは悠斗に「お前のことをカッコイイって思ってたんだぞ。なのに、そんな化け物になりたかったのか！」と思いの丈をぶつけます。

ろくろに「私だけではあの男に勝てない。お願い、力を貸して」と懇願する紅緒。
「かわいい奥さんの頼みを断れるワケない」と、粋なセリフで返すろくろ。
二人は手を取り合い、超強力な共振を悠斗に喰らわせます。

一方その頃、天馬たちも巨大なケガレに襲われていました。
その危機に駆けつけたのは、なんと、斑鳩士門！
恵治は天馬に「たとえ両脚を失おうと、アイツの信念を断ち切ることは出来ない」と伝えます。

そして、ろくろと悠斗の戦いも、いよいよ決着を迎えようとしていました。

破軍、終熄

ほとんど呪力の残っていないろくろと悠斗は、子供の喧嘩のような殴り合いを続けます。
悠斗に向かい、「お前の中の穢れは全部俺が祓ってやる！」と叫ぶろくろ。

一方その頃、復活した士門が、巨大なケガレに猛然と立ち向かっていました。

一生戦えない体になるかもしれないのに、全力全開で戦う士門に、
天馬は「何のためにお前を生かしたと思っているんだ」と激昂しますが、
それに対し、士門は「自分の死地は自分で決める！お前に課せられた使命はお前自身が生きて果たせ！」と反論します。

繭良と共に、見事巨大ケガレを撃破する士門。

そして、ろくろと悠斗の殴り合いはまだ続いていました。

ついには、幼い頃の思い出をぶつけ合いながら殴り合う二人。
そんな二人の姿に、紅緒は涙が溢れてきます。

「ケジメをつけろ！一人が嫌なら一緒に謝ってやる！」と言うろくろに対し、「なんでお前がそこまでするんだよ」と返す悠斗。
「それは昔言ったから」と言うろくろに、悠斗はついに「辛いよ…」と本音を吐露し、その肩に頭を預けるのでした。

血の轍

数日後、泰月楼では、戦いを終えた陰陽師たちが、失ったものの大きさを噛み締めていました。

ただ、無事に戦いを勝利で終えたのも事実。
激戦をくぐり抜けた陰陽師たちは、風呂でしばしの疲れを癒すのでした。

そして、病院ではろくろが目を覚まします。
目覚めたろくろは、紅緒に「悠斗ってもしかして、もういない？」と聞きます。

戦いのあと、悠斗の肉体は完全に朽ち果てて、この世から消滅してしまったのでした。
最後に紅緒に、「余ったおはぎは、紅緒が食べていいよ」という言葉を遺して…。

何も自分に言葉を残さずに逝ってしまい、その罪ゆえにちゃんとしたお墓すら作ってもらえなかった悠斗の墓標の前で、ろくろは号泣します。

そんなろくろに、紅緒は、「兄のために泣いてくれて、ありがとう」と感謝の言葉を伝えるのでした。

墓参りを終えた二人は、ろくろの退院祝いをしようと言います。
道場には、ろくろの退院を祝って、たくさんの人たちが集まっていました。
徐々にみんなの中心になっていくろくろ。

そして、そんなろくろに、紅緒は、「大切なお話があります」と打ち明けるのでした。

いつまでも”いつも通り”で

ろくろに太陰の話を打ち明けようとする紅緒でしたが、ろくろに罪が及ぶのを恐れ、打ち明けることができませんでした。

紅緒の様子がおかしいことに、気が気でないろくろ。

そんなろくろに、繭良が喝を入れます。
紅緒の辛いことも悲しいことも”いつも通り”のろくろで受け止めろと檄を飛ばす繭良。

繭良の言葉で、ろくろも胸のつかえが取れます。

そして、全てを受け止める覚悟を見せてくれたろくろに、紅緒もついに太陰の秘密を話す決心をします。

ろくろに全てを話した紅緒。

そして、自分の本当の姿をろくろにさらけ出します。

そんな紅緒の姿を見て、
「むっちゃかわいい」
「スッゲェ頑張ったな、ありがとう」
という言葉をかけるろくろに、紅緒は感動します。

そして紅緒はろくろに、「ろくろが”太陽”として目醒めたとき、私はケガレの姿に戻り禍野でしか生きていけなくなります」と伝えます。
それに対して「今まで通りでいい！二人一緒ってことは何も変わらない！”いつも通り”だ！俺の紅緒への気持ちは絶対変わらない！」と答えるろくろ。

二人はしっかりと、お互いの愛情を確かめ合うのでした。

そして4年が経ち、ろくろと紅緒は20歳になりました…！

 

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双星の陰陽師【20巻】最新刊ネタバレ！感想

ついに悠斗との戦いが決着を迎えました。

悲しい結末でしたが、最期にろくろに全てを受け止めてもらえて、妹の紅緒に愛情の言葉を伝えることができて、ほんのわずかでも、悠斗は救われたのでしょうか。

悠斗のお墓の前で、大粒の涙を流すろくろが、とても印象的でした。

そしてろくろと紅緒、二人の絆と愛情もより深まりましたね！

ケガレの姿になった紅緒に対し、ノータイムで「めっちゃかわいい」「生きて帰ってくれて本当にありがとう」という言葉をかけてあげられるろくろが素敵すぎました。

ホンットに、この二人、いい夫婦ですね！

さて、最後は、20歳になった２人のもとに、さらなる脅威となりそうな女ケガレが新たに登場したところで終わりとなりました。

成長した二人、今まで以上に強力な敵、物語は、新たな展開を迎えていきそうです！

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