竜騎士のお気に入り【1巻】最新刊ネタバレ！憧れの隊長は退役し城を出る？！

王城の侍女見習いとして働くメリッサの目標は、みんなの憧れの的、竜騎士隊長のヒューバードと大好きな竜達の傍で正式な侍女として働くこと。

しかし突然、憧れの隊長が退役してなんと城を離れることに！
一迅社文庫の大人気作がついにコミックスに！

堅物イケメン騎士と竜好き変わり者侍女のラブファンタジーです。

 

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竜騎士のお気に入り【1巻】最新刊ネタバレ！

竜騎士隊の出陣

イヴァルト王国首都、ここでは偉大な空の王者である竜に乗り地上を睥睨する竜騎士という職業がありました。

その竜騎士隊と竜の絆によって保たれる関係はこの国にとってなくてはならないものです。

ゆえに、竜を密猟し売りさばく密猟団の存在が問題視されていました。

侍女見習いとして城で働くメリッサは竜が大好きで、竜たちに話し掛けたりお世話をしています。

中でも白の女王とよばれる竜はとっても仲良し！

その主とされるヒューバート隊長はメリッサにとっても兄のような存在です。

今日は竜の密猟団の討伐に向かう彼らの出陣式です。

メリッサは隊長に無事に帰ってくるようお願いします。

そして戻ったら相談事があると告げました。

しかし、この討伐が半年もかかる事になるとはこの時予想していませんでした…

メリッサの悩み

竜種は竜の色によって階級わけがされます。

自然界に存在する色の中で「空」に近いほど希少なのです。

最上は空の「青」、それに次ぐのは雲の「白」。

青と白は「王色」と呼ばれ、出会える方が稀なのだそう。

やっと討伐から帰ってきた竜たちのためにメリッサは野菜や果物の差し入れの準備をしていました。

幼い頃から城で働くメリッサにとって白の女王は特別な存在でした。

それは白の女王にとっても。

本来主からしか食べ物を受け取らないのですが、白の女王をはじめ竜たちはメリッサから食事を受け取っていたのです。

メリッサにとって幼い頃から大切な友達の白の女王。

成人して城を出ていくことは自分から話したいと思い、隊長に相談しようと決めていました。

しかし、騎士たちが帰ってきても隊長だけが帰ってきません。

不満そうなメリッサですが、彼女はあとひと月で城を出なくてはならないのです。

もし結婚しても白の女王や隊長と一緒に城にいられるよう願うメリッサ。

隊長が戻ったと聞きメリッサは竜舎へ向かいましたが白の女王の姿がありません。

しかし、そこには憔悴しきった様子の隊長がいました。

本日付けで退役しなければならなくなったようで、手続きにきたというのです。

竜騎士隊をやめるとの隊長の言葉に驚くメリッサ。

ですが今までと同じように陛下に仕えるので城には来るというのです。

メリッサは隊長の退役を悲しみながら自分も城を出ると告げました。

思った以上に隊長は驚き、動揺していました。

どこか貴族の家にお勤めできればと侍女長に相談しているところだと説明します。

それを聞いた隊長は慌てた様子でどこかへ走って行ってしまいました…

隊長は辺境伯！？

一週間後、侍女の面接の為にメリッサは両親と揃って待つよう言われます。

しかし周りには城の兵士と騎士たちがいっぱい…

みんなメリッサを心配して、相手の貴族がどんな人物か見極めるつもりだそう。

そして侍女長に連れられやってきた貴族はなんと…隊長！？

実は彼は叙爵され、「ウィングリフ辺境伯」となっていたのです。

辺境伯の屋敷は一風変わった場所にあるため、メリッサを侍女としてほしいというのです。

屋敷には「野生竜」がやってくるため、竜に慣れている人物がいいという事でした。

メリッサは竜達に会えるならこれほど嬉しいことはないと快諾します。

実は隊長の兄が最近亡くなり、あとを追うように兄の竜もなくなってしまったそう…

しかしその竜は卵を産んでおり、今は白の女王がねぐらで卵を守っていたのです。

兄の跡を継ぎ辺境伯となった隊長。

メリッサが成人したことに感謝し、隊長は「私を助けてほしい」と頼みます。

その頼みとは「隊長の恋人のふりをすること」！

兄には生前婚約者がいて、家同士のつながりもあり今度は隊長と結婚するよう迫ってきているそうです。

実は白の女王が彼女を嫌っており、女王が受け入れない以上結婚はできないのだそう。

メリッサは戸惑いながらも、辺境伯家で「竜のお世話」と「隊長の恋人役」を引き受けることに。

いざ、辺境伯邸へ

一か月後、研修を終え伯爵邸のあるコーダへやってきたメリッサ。

街の人の話だと、今の伯爵つまり隊長は遊び惚けて仕事をしないというのです。

本人像が全く違う事に不思議に思っていると、野生の竜たちが街に現れました。

すると突然やってきた隊長がメリッサを馬車に乗せました。

隊長は恋人役ならヒューバードと呼ぶように命じます。

街に現れた竜たちは、白の女王の友人であるメリッサを見に来ていたというのです！

屋敷に来るにあたり、ヒューバートは兄の婚約者だった女性とその使用人の男には注意するよう言います。

何か企んでいるような眼をしているというのです。

そして何故かその二人が近づくと竜たちは逃げてしまうそう。

屋敷に着くとすでにたくさんの竜たちがきていました。

ヒューバートが合図し竜たちを整列させるとメリッサは竜たちに挨拶しました。

多くの竜を間近で見られることに興奮した竜騎士志願の兵士が感激し、メリッサの手を握るとヒューバートは冷たい声で制止します。

相性の者同士がいたようで、竜騎士誕生の瞬間が見れると思ったその時！

竜たちが一斉に空へ飛び立っていってしまったのです。

そして現れたのは、兄の婚約者、エリノア嬢でした…

エリノア嬢と決別？

イラついたヒューバートは、渓谷の竜たちを不快にさせるエリノアには早々に帰ってほしいことを辛辣な言葉で告げます。

メリッサが恋人であることに納得のいかないエリノアですが、そもそも国に届け出されていない婚約だったようで無効だとヒューバートは言いました。

形のなっていない婚約で、領主が交代したら見直すのが本来正しい形。

竜が認めた人物しか妻として迎えることができない竜騎士は、エリノアを妻にすることは不可能なのです。

しかし兄はエリノアに「絆を結んだ主人なら説得できる」と言っていたようです。

兄が説得できるのならば、すでに結婚していたはずだとヒューバートは反論しました。

兄の竜が認めなかったのに、気位の高い白の女王が認めないと言い切ります。

エリノアは反論の言葉もなく、怒りに染まった顔でその場を立ち去ります。

メリッサは家の事情だけではなく、彼女には何か別の事情があるのではないかと考えました。

その後辺境伯家の執事頭ハリーと、妻で侍女長のヘレン、使用人たちを紹介されたメリッサ。

ヒューバードがメリッサの為に準備してくれたという部屋に案内されました。

竜も好きだが花柄も好きだというメリッサの事を思った結果、イメージがごちゃっとした部屋になってしまったそうで…。

謝るヘレンにメリッサは気を遣わせて申し訳ないと謝りました。

夕食の際にエリノアの様子を聞くと、荷物をまとめているとの報告を受けます。

しかしあっさり出ていくエレノアを怪しむヒューバート。

次の日無事にエレノアを見送った2人でしたが、メリッサは何だか胸騒ぎがしていました…

 

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竜騎士のお気に入り【1巻】最新刊ネタバレ！感想・考察

竜に愛される少女と、少女にひそかに思いを寄せる竜騎士のお話！

白の女王が守る竜の卵の行方が気になりますが、最も気になるのはエリノア嬢ですね。

彼女が本当は何の目的で辺境伯家に居座っていたのか。

メリッサは家同士の事情だけではない、もしやヒューバートが好きなのでは？と怪しんでいます。

まだヒューバートへの恋心には気づいていないようですが、彼女は心の奥ではヒューバートの事が好きなんだと思います。

いつその恋心に気づくのか、恋の行方にも注目です！

次巻ではまだまだエレノアが登場しそうな予感もしますので、楽しみですね。

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