パーフェクトワールド【10巻】最新刊のネタバレ！不妊治療の結果は・・・？！

インテリア会社に就職した川奈つぐみ（26歳）は建築会社との飲み会で、
高校の時の同級生であり初恋の人・鮎川樹と再会する。

樹にトキメキを覚えるつぐみだったが、彼は車いすに乗る障害者になっていた。

「樹との恋愛は無理」。最初はそう思うつぐみだったが……。

障害を乗り越えた純愛ストーリー

前話のあらすじ

つぐみと樹の結婚に反対していたつぐみの父親は急病のため病院に入院してしまいます。
つぐみとの結婚のことを話そうと樹はつぐみの父親が入院している病院を訪れるのでした。

はじめは「何も話すことはない！」と冷たく樹を拒絶するつぐみの父でしたが、自分の看病をするつぐみを必死に支える樹の姿に心を打たれて最終的に2人の結婚を認めるのでした。

最後はたくさんの人に祝福されて、つぐみと樹は結婚式を挙げたのでした。
最新の10巻では2人のその後の結婚生活が描かれています。2人の幸せな結婚生活とは？

 

パーフェクトワールド【10巻】最新刊のネタバレ！

結婚式の日につぐみの父は「もう大丈夫だ」と上機嫌で2人を祝福していましたが、
式から1ヶ月後に帰らぬ人になってしまいました。
樹とつぐみの幸せを見守ってから天国に旅立ったのですね、、、

新生活を始めた2人はバリアフリーのマンションに引っ越して幸せな生活を送っていました。
しかし周りの声から子供のことを意識するつぐみ。

つぐみの母親は「2人のペースで良いのよ」と気遣ってくれましたが、子供を意識する中、樹と子供を作ることができるのか。
また、その後きちんと育てることができるのか不安に思う2人なのでした。

そんな時に同じ脊髄損傷を負っている石橋さんの息子の風太くんとのふれあいにより、
2人は子供を作りたいと望むのでした。

子供を望んだ2人は産婦人科を訪れ、不妊治療に踏み切ります。
不妊治療により妊娠できるチャンスは4回。
不安と期待が入り混じる中、つぐみは1回目の胚移植の結果を待つのでした。

結果は残念なことに妊娠には至りませんでした。
落ち込みながらも2回目の胚移植に挑戦するつぐみでしたが、2回目も失敗に終わりました。

「3回目はどうしますか？」と確認する医師の言葉に「もちろんやります！」と答えるつぐみ。
強気に答えたつぐみでしたが、年齢のことや回数制限など様々な問題を前に不安と焦燥に駆られているのでした。

家に帰っても気持ちが晴れないつぐみは結果を聞いてきた樹に「2人のことなんだから」と当たってしまいます。

ハッとなるつぐみに樹は「何もできなくて心苦しいけど、あまり焦らないで」と優しくつぐみを抱きしめるのでした。

樹の優しい言葉にに思わずキュンとしてしまいますね。

不妊治療の不安を少しでも解消できないかとつぐみは石橋さんに話をきいてもらうことにします。

そんなつぐみを思い、石橋さんは同じく不妊治療をしている職場仲間のアヤさんを呼んでいました。
アヤさんはもう5年も不妊治療をしているとのこと。
驚くつぐみにアヤさんは結果が出ないと引き返せないと想いを語るのでした。

アヤさんとの出会いで、前向きに不妊治療に取り組むつぐみは3回目の胚移植の結果を待つのでした。

結果はなんと成功！！無事に着床したという結果に喜ぶ2人。

樹はすごく喜び、家の模型をみせてきます。
つぐみが頑張っていた時に自分も何かしたかったと自分たちの家を考えていたのでした。

しかし次の検査でつぐみは化学流産してしまいます。
絶望で泣きじゃくるつぐみを励ます樹。
しかしつぐみは樹の優しさを受け入れることができずにその手を払い除けてしまいます。
1番幸せな結婚生活が徐々に崩れ始めているのでした。

鬱々とした日々を過ごすつぐみを見て樹は2人の思い出の場所に連れ出します。

2人が初めて再会した居酒屋に行き、それまでの樹との日々に思いを馳せるつぐみ。
そして残された最後のチャンスにかけようと決意するのでした。

できるだけ自然体で過ごしたつぐみは4回目の胚移植の結果を聞くために病院を訪れます。

医師から告げられた言葉は、、、

「着床しませんでした」

という悲しい現実。
これで終わりかとつぐみと樹の不妊治療は終了するのでした。

次の日、同じ妊活仲間のアヤさんから連絡があり、2人はこれまでのお互いの妊活について報告します。

実はつぐみに会ったときにアヤさんも妊活中であり、結果はダメだったことが知らされます。
そしてアヤさんも妊活を辞めて特別養子縁組を考えていることを知るのです。

その時始めて「特別養子縁組」という制度を知ったつぐみでしたが、自分と樹の子供のことは終わったんだと樹には特別養子縁組の話はしませんでした。

時は流れて不妊治療を終えてから一ヶ月が立ちました。

しかしつぐみは生活の中で子供連れの家族を意識してしまい、子供のことを諦め切れていないと感じるのでした。
樹も同様で、あの日作ったマイホームと家族の模型を見つめているのでした。

そんな樹を見たつぐみはアヤさんが特別養子縁組を考えている事実を話し、2人は特別養子縁組のサイトを閲覧します。

特別養子縁組は様々な条件があり、ハードルが高いと言っていたアヤさんの言葉をつぐみは思い出します。

そんなつぐみの様子を見た樹は自分の父親のことを話します。
樹の実父は幼い頃に亡くなり、母が再婚して新しい義父さんと一緒に暮らし始めたことを。

はじめは新しいお義父さんを受け入れることができなかった樹でしたが、いつの間にかお義父さんの背中を追いかけており、歩き方が似ていたと話します。

血の繋がりはなくてもちゃんと家族になっていたという事実をつぐみに話し、

「個の存在を大切にするなら特別養子縁組で子供を迎えても家族になれると思う。」と自分の考えを話すのでした。

樹の言葉を聞いたつぐみは特別養子縁組について考えるのでした、、、

 

 

パーフェクトワールド【10巻】最新刊のネタバレの感想

はい、もうねっ、読み終わった瞬間にうぉぉぉ！と声がでました（笑）

前巻の幸せな結婚式から、2人でラブラブで幸せな結婚生活を送っているのだろうなと期待していた筆者の考えを見事に打ち砕く展開でした。

子供が欲しいと意識した2人は不妊治療に取り組みますが、やはり子供を妊娠して出産するということは奇跡なのだなと改めて感じました。

私にも娘がいますが、不妊治療の描写がリアルで妊娠・出産の奇跡を改めて感じ、胸にくるものがありました。

今回は落ち込むつぐみを優しく抱きしめる樹の存在に救われました。
樹は優しく頼りになりますね。

そしてパワフルな妊活仲間のアヤさんがとても好きです。
自分も辛い治療中の時につぐみに寄り添う発言ができるアヤさんは素敵ですね。

その一方で「自分より先に妊活友達が妊娠したら素直に喜べるだろうか？」という気持ちから今まで妊活友達を作れなかったと言ったアヤさんの複雑な思いもわかります。

そんな不妊治療に一区切りついたアヤさんは特別養子縁組という新たな家族の形を模索し始めます。

アヤさんの思いを聞いて自分たちも特別養子縁組を意識するつぐみと樹。
果たして2人は特別養子縁組をして養子を迎えるのでしょうか？

樹の「個の存在を大切にするなら家族になれると思う」という言葉にはグッときました！！
実際に自分がお義父さんとの交流を通じた体験だっただけに説得力がありますね。

まだまだ波乱の予感で次回からも目が離せません！

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