憂国のモリアーティ【10巻】最新刊ネタバレ！あのホワイトリーが人殺し？！

時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。

この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家長子・アルバート。

孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。

名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!

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前巻のあらすじ

大英帝国一のメディア王・ミルヴァートンは貴族院の依頼により、貴族院と対立するホワイトリーを貶めようと画策していた。

そんな悪意に負けずに平等を掲げて活動するホワイトリー。
そんなホワイリーの人間性を見極めようと行動を静観するウィリアム達。
それぞれの思惑が動く中、モリアーティ邸のとる行動とは？注目の10巻！

 

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憂国のモリアーティ【10巻】最新刊ネタバレ！

ホワイトリーの行動

ホワイトリーについて話をまとめるウィリアム達。
ウィリアムは貴族院の不正の証拠を掴んでおり、ホワイトリーはこれを渡すのにふさわしい人物であるか見極める準備ができたと告げる。

一方、ホワイトリー邸ではみんなが朝ご飯を囲んでいた。
メイドのマギーとホワイトリーの弟のサムはホワイトリーの身を心配している。

「マギーも僕も兄さんが心配なんだよ」

と心配するサムをよそにホワイトリーは強気の様子で貴族院には屈しないと話します。

そして自らてがけた公演の式典へと出かけたホワイトリー。
式典にはウィリアムとアルバートの姿が。

そしてなぜかその会場にはホワイトリーと敵対する主催者達の姿もあり、これではホワイトリーを批判する流れになってしまうと秘書は焦ります。

案の定、批判されるホワイトリーでしたが、自らのことについて弁明することはなく、市民から反感を買います。

式典後、なぜ弁明しなかったのかと秘書が迫りますが自分の名誉などどうでもよく全て子供達の笑顔のためにやっていると話します。

その視線の先には車椅子で遊ぶ笑顔の子供達の姿が。

ホワイトリーの人間性を理解したウィリアム達はアルバートによって不正の証拠をホワイトリーに渡すのでした。

一方、ロンドンの地下では爆破犯を殺した警官が男たちにより殺害されていました。
男たちはミルヴァートンの手のものたち。

そして次なるターゲットはサムだと話すのでした、、、

翌朝、パターソン警部に呼び出されたホワイトリーは爆破犯を殺した警官が口封じのために殺されたことを話します。

警備を強化した方がよいと話すパターソン警部に不正の証拠を思い浮かべながら、次の手は打ってあると話すホワイトリー。

午後の予定を全てキャンセルしてランガムホテルへと単身向かいます。

ホテルでホワイトリーを迎えたのはミルヴァートンその人。
かれは貴族院の代理人でした。

不正の証拠を突きつけて、ホワイトリーは

「自分たちの仲間や家族に危害を加えた場合、不正を公表する」

「庶民院で通過させた法案を貴族院で通過させれば不正は公表しない」

と話します。
ミルヴァートンは了承し、貴族院に伝えると言います。

しかしすでにミルヴァートンによる魔の手が迫っていたのでした、、、

「傑作だ、脅迫王の私が脅迫されるとは。しかし、私に脅迫は通用しない」

「ホワイトリーには人殺しに堕ちてもらう」

一方、サムはメイドのマギーを探していましたが、マギーは何者かによって殺害されていました。
驚くサムでしたが、スターリッジがナイフを持っていることに気づきます。

どうしようもないと嘆くスターリッジはナイフをサムに振りかざして、、、

ホワイトリーが家に戻ると、サムやマギーたちは死体となっていました。
犯人であるスターリッジは弁明はしないと立ち尽くしています。

愛しい家族を殺されたホワイトリーは葛藤するものの、

「裁きをくだせ」

とナイフを渡してきたスターリッジの首にナイフを突き立て、殺してしまうのでした。

託された平等の道

場面は変わり、アルバートたちのもとに墓地の住所が書かれた紙が届き、アルバート達は墓所へ向かいます。

墓所にいたのはホワイトリー。
これまでの経緯を説明したホワイトリーは不正の証拠をアルバートに返すために呼び出したと言います。

ホワイトリーは平等の実現が完全に閉ざされてしまうため捕まることは避けたいがこのまま生きていくことはできないと語ります。

「できるなら、自らの命で償いたい」

そう話すホワイトリーに自分にその命をくれないかとウィリアムは提案します。

そのころ議会ではホワイトリーの家族が惨殺されたことが話されています。

そこにホワイトリーが登場し、家族が殺されても戦い続ける！と高らかに宣言します。

その姿に民衆は感銘を受け、彼こそが救世主であると盛り上がります！

しかし突然、ホワイトリーの胸にナイフが突き立てられます！

なんと、その犯人はウィリアム。
ウィリアムはホワイトリーの家族を殺したのはこの犯罪卿である！と叫びます。

ウィリアムは平等の実現のために今回の事件は自分たちがやったことにして、ホワイトリーには救世主として死んでもらうと話します。

ウィリアムの提案に乗ったホワイトリーは

「後のことは頼む」

ウィリアム達に未来を託して絶命するのでした。

事件を推理するホームズ

ホワイトリーが殺害されたという話を聞いたミルヴァートンは自分の予想の上を行く結果になったと喜びます。

そして犯罪卿の正体はモリアーティ家であると考えるのでした。

一方、一連の事件な話はホームズのもとにも届いていました。
兄のマイクロフトとの会話からウィリアムが犯罪卿の正体ではと推理するホームズ。

家に帰るとジョンが女性を連れてきていました。

「結婚することにした」

ジョンからの思わぬ言葉にびっくりするホームズ！次巻へ続く。

 

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憂国のモリアーティ【10巻】最新刊ネタバレ！感想

ホワイトリーには頑張って欲しかったですが、ミルヴァートンの策略の前に手を黒く染めてしまいました。

しかし、大切な家族を皆殺しにされたとあってはああなってしまうのも分かる気がしますが、切ない展開でした。

しかし、ウィリアムの起点により、ボイトリーの名誉と平等の実現の夢はつながりましたね！

一方ホームズサイドでもジョンが結婚すると、動きがあったようで次巻にも注目ですね！

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