テセウスの船【最終巻10巻】マンガの結末ネタバレ！ついに加藤と決着！加藤の目的は〇〇だった？！

前巻のあらすじ

田中老人の家が火事にあい、加藤みきおが帰ったすぐあとの出来事だったため疑念が広がる。

さらには同じ頃、みきおの叔父というあやしい男が佐野家を訪れる。その後ろ手にはナイフが握られていた。

すぐそばに迫ってきた殺人鬼を止めるため、心と文吾は、みきおの家に入る。
そこで目にしたものとは？未来のために過去を変えるためにタイムスリップをし戦う若者たち。
さらにはさつきが姿を消して、、、

テセウスの船【10巻】最新刊ネタバレ！

さつきの行方

教室で狐の面を見つけた心は面を手に取り眺めていた。
すると校長先生が部屋に入ってくる。

「興味がありますか？」

それは村のお祭りで使うものだと校長は説明する。
村では1月7日に狐の面を被って供物を捧げるという。
その話を聞き、心は以前にタイムスリップしたのも1月7日だったことを思い出す。

その時校長にさつきの行方を聞かれ、職員室にいるはずの心が忽然と姿を消したことに驚く。

すぐに文吾に連絡すると文吾は

「心さんは学校で待機していて」

さつきの家を回ってみるという文吾にざわつきながらも心は学校に留まる。

そんな時心は加藤の絵画を見つける。
気になった心は加藤の絵画を書き留めていたが生徒たちの声に気づき、お泊まり会の持ち物検査をするために移動する。

さつきの行方は相変わらずわからずに文吾がパトカーで合流する。

「加藤は来るの？」

何も知らない生徒が聞いてくるが、加藤は心たちの動向に感づいており、別の方法で犯罪を仕掛けてくるはず。

そんな時に校内放送が流れる

「あっ、加藤くんの声だ」

放送室に加藤がいると確信した文吾と心は向かい、少年加藤を見つける。

さつきの居場所を少年加藤に尋ねるが知らないとかわされてしまう。
さらに心たちは少年加藤の荷物検査を要求するが、

「プライバシーの侵害だ」

と少年とは思えぬ弁論をする加藤少年。
無理やり荷物検査をしようとするものの、大声を出されてしまい心たちは他の教員によって引き離されてしまう。

「荷物検査な対するクレームがきている」

文吾の異常な警戒心に不信感を表す他の教員たち。
しかし、大量殺人を起こさないために警戒する心たちはなんとか少年加藤の荷物検査を行いう事に成功し、水筒の中身を捨てるのでした。

毒物の混入を恐れた2人は時間まで水道水以外は口にしないでくれと他の人に念を押します。

しかしそんな心たちを嘲笑うように少年加藤は子供たちにお土産だと

「溶かすとジュースになるよ」

と粉を渡すのでした。

一方、鈴の行方が音臼岳の小屋にいると確信した心は文吾と別れて山を登る。

小屋に着くと中からは加藤が事件を告白するカセットテープの音が漏れ聞こえていた。

加藤みきお

次の瞬間、心は何者かに石で殴られ気絶する。

心が目を覚ますと、廃棄されたテープのそばで倒れているさつきを発見する。

心自身も頭部より出血がひどく、意識が朦朧としている。
すると1人の男が現れる。

男の正体はなんと加藤みきお本人であった。

和子と鈴の居場所を問い詰める心。
そして加藤は自分も心同様に2017年からタイムスリップしてきたと語る。

鈴たちはここにはいないと加藤は答え、さらにはお泊まり会での大量殺人も飽きたから起こらないと明言する。

「僕は鈴が欲しかった。最初の鈴が」

加藤は小学校の時に転校してきて知り合った鈴に惹かれる。
そしてこの世界が自分と鈴だけのものになれば良いと願うのであった。

さらに加藤は鈴に結婚するならばどんな人が良いかを尋ねる。

鈴がお父さんみたいな人がいいと答え、怒りを感じた加藤は

「正義感を振りかざすだけの警察」

と強い口調で鈴を否定する。
すぐに謝罪するもこの時から加藤は鈴に執着するのだった。

事件後のことを語る加藤。
行方をくらませた鈴を粘着して追いかけていたためにどこの児童養護施設にいるのかなど顔を整形した事実まで全て知っていたのだった。

「お前の狙いは鈴だったのか？」

加藤は愛する鈴と再会を果たすがもうあのころの純粋な鈴はどこにもいないと加藤は絶望する。

そして絶望した加藤は慰霊祭にて全員を巻き添えに自殺をしようとするが、そこに現れた心と一緒にタイムスリップしたのだと語る。

タイムスリップした加藤はまず幼少期の自分に会いに行く。

そしてこのままでは愛する鈴が変わってしまうことを告げるのだった。

すると少年加藤は

「おじさんのいう通りにするよ」

と鈴を変えないために加藤に従うようになったのだった。
火事が起きた日、加藤は心を消すために家を訪れ、心を妊娠中の和子を手にかけようとするが、鈴が文吾とからの伝言を伝えにきたため、中断する。

「なんで消さなかったの？」

少年加藤に問われた加藤は鈴が変わってしまったのは幼少期のつらい体験が原因かもしれないと考えて

「このままなにもしない方が良いのかもしれない」

と話す。
そして加藤信他として全ての罪を被り、自殺するといい、心もろとも焼身自殺を図ろうと小屋に火をつける！！

一方、別の場所に囚われていた文乃と鈴の元にある人物が助けに来る。

「大丈夫？助けてあげる」

時間が経過して小屋に火をつけた加藤は心を探すためにきた文吾を殺すために襲いかかる！

するとその間に焼き殺したはずの心が割り込み刺されてしまう。

「しっ！心さん！！」

拳銃で加藤を撃退した文吾は心に駆け寄る。
息も絶え絶えの心に文吾は話を聞いてくれと語りかける。

「心！死ぬな！お前は俺の息子なんだ！」

その言葉を聞いた心は満足そうに微笑み、息を引き取るのだった。

心の死後

心の死後から数十年が経過して文吾は心の墓を訪れている。

村が閉村になるということでタイムカプセルをほりに来たのだった。

「みて！心さんだよ」

鈴はタイムカプセルからでてきた写真を見て自分の弟と心かそっくりなことを指摘する。

「本当は正義って名前にしようとしたんだけどお父さんが命の恩人だからって心に変えたんだよね！」

その弟こそ死した心と同一人物であり、文吾は息子である心に

「今を生きろ」

とメールを送るのだった。
当然心にはその意味がわからないが、心がタイムカプセルに残していた名前の女性を婚約者として息子心が連れてきたりと確かに未来はつながっていくのだった。

END

 

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テセウスの船【10巻】最新刊ネタバレ感想！

今回で最終巻となったテセウスの船ですが、まさか加藤の目的が鈴であったとは驚きでした！

さらには、異常が執着から連続殺人を犯してしまう加藤には背筋が凍ります。
心が死んでしまった時にはびっくりしましたが思わぬ形で未来がつながるのですね！

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