合コン相手は肉食警官【6話(16-18話)】ネタバレ！二人の深くなる口付け・・・！

天羽京子は、女子高育ちでそのまま保育士さんとして働き始め、周りが結婚して幸せを掴んでいく中、
これといった出会いもないまま気付けばあっという間に26歳。

このままではダメだと思い始めた時、後輩から誘われた合コンに初めて参加してみることに…

そこで出会ったのは、自称やる気のない公務員の小野田勇助。

京子は彼に初めて会った気がしませんでしたが、思い出す前に酔い潰れてしまいます。

歩けないほど酔い潰れた京子を近くのホテルに連れて行き、介抱してくれた勇助。

京子は勇助をなんて親切でいい人なんだと感動していたのも束の間、下心があるに決まってると言った勇助は、突然京子をベッドに押し倒しました。

このまま初めて会ったばかりの勇助と初エッチ…!?

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前話のあらすじ

妹が巻き込まれた事件をきっかけに誰も大切な存在を作らないと決めた勇助の話を聞いて、京子はどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。

元気のない京子を見かねた薫は、相談に乗ると京子をデートに誘いました。
普段は男の娘な薫は、恋愛対象も男性…けれど、京子に対してはどうも違うようです。

京子にとって薫は同じ職場の頼れるお姉さんのような友達といった存在でした。

買物を終えて通りのベンチで休憩する京子と薫。
すっかり笑顔をとり戻した京子を見て安心した薫は、改めて京子の泣いているところを見たくないと言うと、京子にキスをしました。

「アタシにしときなしなさいよ」

唐突過ぎる男前な告白に、京子は全く身動きが取れずにいました。
そこへ遭遇したのは勇助です。
また京子が絡まれていると思った勇助は咄嗟に駆け込みますが、薫にお前は京子の何だとと問われて何も言えなくなってしまいます。

その場を駆け出してしまった勇助を、京子は夢中で追い駆けました。
薫は彼氏ではなく友達だと説明して誤解を解こうとしますが、不意打ちにされたキスはどうにも説明がつきません。

そもそも合コンの時から京子には隙が多いと言い始めた勇助。
思わずカッとなった京子は、あれは勇助が優しかったからであって、誰にでも許してなんかいないと言いました。
お返しとばかりに止まらなくなった京子は、勇助も女の子の扱いに慣れていたり、やたら手が早くて迫ってきたことを指摘しました。

すると、勇助もそれは相手が京子だったからだと口を滑らせます。
勇助はその場を誤魔化そうと警戒心のない京子を改めて問い詰めました。
けれど、京子は祖母から習った薙刀術があるから弱くもないし、大丈夫だと言い張りました。

呆れたような勇助は、京子の腕を取るとあっという間に京子の唇をキスで塞いでしまいました。
路地裏に連れ込んだ京子に迫る勇助は、抵抗してみろと言います。

逃げる素振りを見せず、京子は勇助にされるがまま…
どうしてかと問われると、それは、相手が勇助だから…勇助が好きだから逃げないのだと京子は言いました。

恋愛に臆病でエッチなおまわりさんと、恋愛経験ゼロの結婚したい処女保育士さんの手探り恋愛模様の物語です。

 

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【16話】 こわいよ勇助くん(1)

好きになった勇助だから、京子は迫られても嫌なことはなく受け入れるのです。
もっと勇助のことが知りたいから、もっと触って近くに感じていたいと思うから、勇助を拒むなんて京子にはできません。

勇助はそんな京子の気持ちを聞いて自分のことを静かに語り始めました。
自分の生い立ちや事件のこと、傷を負ってしまった妹のこと…
勇助は妹への償いの念から警察官になることを決めたとも言いました。

事件をきっかけに大切なものを作るのが怖くなった勇助。
けれど、京子といると気持ちが抑えきれなくなると言います。
そして、強引に迫った先ほどの行為を謝ろうとしますが、京子はそれを遮りました。

勇助の話を聞きながら、京子は自分にも兄がいて、もしも兄が自分のことでずっと苦しんでいたならそれは悲しいと勇助に言いました。

勇助の妹は現在都内で働いているそうですが、事件の事もあって後ろめたい勇助はもう随分妹と会っていないそうです。
勇助は、自分の顔を見ると妹がツラくなるだろうと言いますが、京子はツラくなるのは勇助の方じゃないかと厳しく問い詰めました。

京子は、勇助のことが好きだからこそ、敢えて厳しいことを勇助につきつけます。
警察官という立派な仕事はもちろん大切だけど、もし過去を償いたいと思うなら、大切な人から目を逸らしてはいけない！
ちゃんと妹と向き合うべきだと言いました。

それを聞いた勇助も分かったと言って、早速明日妹に会いに行ってみると心を決めました。

翌日──────

待合せた飲食店に、勇助の妹・梨花は元気にやってきました。
どこか気まずそうな勇助は、たどたどしく梨花の近況を訊ねます。
梨花は都内でトリマーの仕事を始めていました。
最近は仕事にも慣れてきたようで、順調な様子。

梨花も勇助を見てすっかり立派な警察官だと言いました。
まるで自分を助けてくれたおまわりさんみたいと言い出す梨花に勇助は一瞬ドキリとします。
けれど、緊張する勇助とは裏腹に、梨花はあっけらかんとした様子で、今の勇助の上司があの時のおまわりさんだと知って、凄い縁だと嬉々として話していました。

そんな梨花を見て、意を決した勇助は、梨花にずっと訊きたかった事を訊ねました。

「俺のこと恨んでないか？」

勇助がずっと後悔し続けてきたあの事件の日、自分さえ自宅にいれば、もしかしたら梨花は傷付かずにすんでいたかもしれない…今も梨花の身体に残る傷跡のことも、梨花はどう思っているのかと訊いてみました。

すると、梨花は少し呆れたように、お兄ちゃんは真面目過ぎると何でもないように話しました。
身体の傷跡もレーザー治療のお陰でもうだいぶ目立たなくなっていると、梨花は何でもないことのように言いました。

勇助が心配してくれる気持ちは梨花も充分分かっていました。
でも、自分を責め過ぎている兄に、元気でいることやもう何も気にしていないから大丈夫だと笑って伝えました。

保育園ではさつま芋の収穫時期です！
園児たちに手伝ってもらって収穫したたくさんのさつま芋を抱える京子は、振り出してきた雨に気付きました。

【17話】 こわいよ勇助くん(2)

ポツポツと降り出した雨は次第に激しくなってきて、京子は園児たちを急いでホールの中へ入るように言いました。
賑やかな子供たちの声に、園の外では歯ぎしりしながら怒りを押し殺す男の人影がありました。

京子は子供たちが入った後、塗れた廊下をモップで消していると、同僚の智恵先生がお母さんの急病の報せを受けたところでした。

延長保育の先生が少ないことや、パートさんもいないことを気にする智恵先生でしたが、京子は園児の人数を見て、いつもより少ないから大丈夫だと智恵先生にお母さんの所へ行くよう言いました。

智恵先生を見送ったあと、延長保育の子供に輪投げを一緒にしようと誘われた時のことです。
幼稚園のドアが大きな音を立ててけ破られました!!

「動くな」

京子が振り返った先にいたのは、雨に濡れてずぶ濡れになった帽子にサングラス姿の中年の男性。
その手には包丁が握られていました。

男の人相に京子は見覚えがありました。
それは、巡回中の勇助が以前持ってきた不審者のチラシにあった人相と酷似しています。
恐怖が立ち込める京子の後ろには、突然現れた知らない男に怯える子供たちがいました。

子供たちを不安にさせてはいけない──────

自分が子供たちを守らなくてはと、京子は覚悟を決めました！

一方、巡回中の勇助は、梨花からのメールに笑みを零していました。
過去にあった事件を変えられた訳ではありません。
でも、今こうして梨花とまた向き合って、話ができて、関係をとり戻せたのは京子のお陰だと勇助は感じていました。
振り出してきた雨の中、勇助はフードを被って巡回ルートを少し迂回することにしました。

本降りになってきた雨の中、勇助は京子のいる保育園につきました。
けれど、いつもは閉まっているはずの裏門がなぜか開いていることに気付き、勇助は不審に思って自転車を降りました。

園内では包丁を持って押し入ってきた男が子供の声が毎日、毎日うるさいと怒鳴っていました。
恐怖で泣き出してしまった園児たちを庇いながら、京子は必死に防音対策のことや周辺地域への配慮をしていることを訴え、男にも理解を願いますが冷静に聞き入れてはもらえません。

子供が嫌いだと主張する男。
泣けば誰かが助けてくれると思ってる子供と違って、大人は泣いても誰も助けてくれないと悲痛な訴えを叫び散らしてきました。

そこへ勇助が裏門が空いていた事を報せに入ってきますが、警察が来たことに驚いた男は咄嗟に扉を蹴って勇助が入ってくるのを阻みました！

パニックになった男は、そのまま包丁を振りかざして勇助に襲い掛かろうとします!!

勇助の危機を感じて、京子は近くにあったモップを手に取ると、鮮やかな薙刀の腕前で男を倒してみせました!!

【18話】こわいよ勇助くん(3)

幼稚園に突然包丁を持って押し入ってきた不審者の男！
子どもの声に苛立ちを感じての犯行のようです。

そこへ巡回中に、いつもは閉まっているはずの裏門が開いていた事を気になった勇助がやってきました。
警察官の勇助を見た犯人は興奮して勇助へと包丁を振りかざそうとしていました！

勇助の危機に、京子はモップを手に取りおばあちゃん直伝の薙刀術で見事に犯人の男を倒しました!!
勇ましい京子の姿は、勇助も目を見張るもので、子供たちを無事に帰すという仕事を全うしただけだという京子は本当にカッコいいです。

恐怖が去った子供たちが一斉に京子の元へ駆け寄ってくると、同時に騒ぎに気付いた薫や他の先生たちも駆けつけてきました。

それから間もなくして、パトカーが駆けつけ、幼稚園に押し入った犯人の男は連行されていきました。
パトカーに乗せられる間際、京子は男に声を掛けました。

子供たちの声をうるさいと感じ、苛立ちを覚えたという犯人に、京子は配慮が足りなかったなら申し訳ないと謝罪します。
けれど、子供の笑い声のない街は寂しいと訴えました。

もし、自分の子供だった頃に、今の園児たちのように泣いたり笑ったり、友達と騒いでいた頃があるなら、それを思ってもう少しだけ暖かく見守って欲しいと願いを込めて犯人に伝えました。

勇助は、そんな京子の頭をポンと優しく撫でて、一緒に犯人が連行されるパトカーを見送りました。

事件の後、京子はちょっとした有名人になっていました。
連日のように新聞やTVで取り上げられ、『美人過ぎる先生』として京子のファンまで現れるほどです。

この日も京子の家に夕飯を食べに来ていた勇助と一緒にTVで紹介される京子の事を見ていました。
でも、『美人過ぎる先生』なんて紹介されるのは京子も恥ずかしくてすぐにチャンネルを変えてしまいました。

勇助は妹の梨花と会ってきたことを京子にも報告しました。
梨花は京子にも会ってお礼を言いたいと言っていたそうです。
そして、勇助もまた改めて京子に「ありがとな」と礼を告げました。

それはそうと、もはやアイドル並みの人気者となった『美人過ぎる先生』京子。
ファンから送られてきたプレゼントが、京子の部屋にいっぱい置かれています。
事件から日にちが経つにつれて減ってきているとはいえ、幼稚園に直接来る人もいるのには京子も困っているようです。

勇助はそんな京子の現状に少し嫉妬していると言いました。
京子がそれを聞き返す間もなく勇助は京子の唇をキスで塞いできました。
舌を絡め、京子の髪を束ねていたシュシュを外すと、あっという間に京子を押し倒した勇助。
唇を離し見下ろした京子に、勇助は京子が好きだと告げました。

妹の事件があってから、大事なものは作らないと決めていた勇助。
大事なものほど失くしたり、傷付いた時の悲しみが大きいからそう自分に誓ってきました。
けれど、京子と出会って、好きだと思うその気持ちはもう止められなくなっていたのです。

「好きだ」

京子を抱き締めた勇助は、抱いてもいいかと京子に訊ねました。
こくりと京子が頷いたのを合図に、二人は再びキスを交わしました。

深くなる口付け…離れたと思えば、そこには余裕のない表情で服を脱ぎ始める勇助がいました。
勇助の熱い眼差しにドキドキしながら、京子は勇助を見上げることしかできずにいました。

 

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合コン相手は肉食警官!?～26歳処女は捕らわれたい～【6話(16.17.18話)】最新刊ネタバレ！感想

薫ちゃんとのデートに鉢合わせただけでなく、不意打ちのキス現場まで勇助に抑えられてしまった京子の不運ですね。
でも、自らを当て馬にするなんて、薫ちゃんは男前です!!

勿体ないなぁ～…って思ったりもしますが、やっぱり京子には勇助ですね！
勇助もこの時点で充分すぎるくらい京子に惹かれてるって分かるけど、認めたくない…認めちゃいけないって葛藤している姿が良く伝わってきます。

どうにもならない嫉妬だけ募ってしまって、京子に八つ当たりのようにぶつけてしまったんでしょうけど、京子も強い女の子ですからね！
まっすぐな京子の気持ちに動かされる勇助は、出会った時と立場は逆転しているようにも見えました。
でも、それがこの二人には微笑ましい姿でもあります。

そして、勇助がどうして大切なものを作らないと決めたのか、妹が重傷を負った事件の事、そう言った深い話を強固に打ち明けたのは、勇助も京子に聞いて欲しかったのかなって思いました。

聞けば、妹とは事件の事でケンカしたわけでもないのに、一方的に距離を置いているのは勇助の方。
きっと、勇助が必要以上に自分を責めていることも京子は気付いていたように思います。
だから真っ先に妹と会うことを勇助に勧めたんじゃないかと思いました。

勇助の妹の梨花ちゃんもかわいかったですね！
案の定というか、事件の事も、兄である勇助のこともしっかり受け止めていい妹さんって感じです。

梨花ちゃんも勇助から会いに来てくれて、事件のわだかまりを打ち明けてくれるのを待っていたのかもしれませんね。
真面目で優しいお兄ちゃんの事も、きっかけをくれた京子がいれば梨花ちゃんも安心してくれることでしょう。

そして、今回の大事件ともいける不審者の乱入事件です!!
京子の意志の強さはこれまでも感じていましたが、実際に子供たちが危険にさらされる場面での凛とした姿は惚れ惚れしました！

現実問題、もしかしたら今もどこかで起り得る地域の問題なのかもしれないと思うと胸が痛いです…
楽しそうな声も、泣いていても、子供の元気な声に違いはなくて、健やかに育ってる子供がいると思えばそれだけで嬉しいものなのですが、うるさいと感じるのも人によりけりなんでしょうか…

でも、何が理由にあろうと傷つけていいことにはなりません。
逆上した犯人に毅然とした態度で対応する京子は本当にカッコよかったです!!

また、幼稚園の異変を感じて訪ねて来てくれた勇助が警察官であったからこそ、犯人の注意が勇助に移って、その隙に京子が薙刀術を振るえたようにも思えました。

その結果流行りの『美人過ぎる〇〇』な存在になってしまった京子…ご愁傷様です…
悪意はなくても当事者は絶対困ってしまいますよね。
それに、気が気でないのは勇助です!!

妹の事も蟠りが消えて、晴れて京子に好きだと告白できました!!
もう他の輩に近付いて欲しくなんてありませんよね！

今度こそ、成り行きでもその場限りでもない二人の絆が芽生えそうで、次回がとっても楽しみです！

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